150年目の移民

日本脱出したい映画好きな25歳のブログ

Mのためのカメラ講座Ⅳ「画角」

150年目の移民です。

Mのためのカメラ講座10回連載4回目。

ちなみに前回の話はこちら。

 

immigrantofthe150thyears.hatenablog.com

 

今回は画角についてです。画角とはレンズの性能の一つを表す数値です。焦点距離を数値化して表記されます。センサーサイズが違うと画角が示す有効な撮影範囲が違ってくるので、35mm換算という表記をする場合も多いですね。今回の説明でも35mm換算の画角で説明します。

 

24mm

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広角で撮るとこうなります。ちょっと次の画像に注目してみましょうか。

 

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これは上の画像の中心部分を切り取ったものです。道が続いていて信号が並んでいますね。赤い丸で示した青い看板の付近に行けば信号がもっとよく見えるかもしれません。青い看板のところまで行ってみましょう。

 

24mm

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あれれ??青い看板のところまで来たのに信号がよく分からない。もっとたくさん並んでいたように見えたのに。もっと道を歩いて行けばたくさん信号が並んでいるのかな?

 

24mm

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やっぱり信号がたくさん並ぶ場所はないのかな?

ではここで画角を変えてみましょうか。焦点距離は500mm。これならすごく遠くが撮れる。つまり広角撮影から望遠撮影に切り替えるのです。

 

500mm

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信号がたくさん写りましたね。信号と信号の間がすごく狭いようにも感じられます。望遠レンズ独特の距離感が短くなったかのような描写は圧縮効果と呼ばれています。

つまり画角は遠近感を生み出しているのです。

近くのものはそうではないものに比べて大きく見えます。

遠くのものはそうではないものに比べて小さく見えます。

広角レンズは遠近感を強めます。望遠レンズは遠近感を弱めます。

遠近法という当たり前といえば当たり前な感覚を画角が司り、その撮影範囲と距離感を数値化したものが焦点距離ということです。



Mのためのカメラ講座Ⅳ「画角」これにて終了。

次回「フィルター」に続く📷

 

immigrantofthe150thyears.hatenablog.com