「Ghost in the Shell2:イノセンス」にてキムの長台詞がかっこいいという話。
150年目の移民です。
はい。全然更新できてませんね!!!!
なんでかなー。なんでだろー。ナマケモノだからでしょー。
今日の話は映画「イノセンス」です。またかよ。またっていうのは関連記事があるからですが。イノセンスの引用をまとめたものです。
immigrantofthe150thyears.hatenablog.com
で、今日書くのは作中にてバトーとトグサがキムの館を訪れて脳をハッキングされている時のセリフが大変かっこよかったねという話です。
以下はそのシーンのセリフを書き出したもの。キムがトグサ人形で喋っています。バトーも喋ってます。
キム「実に嫌な気分だろう?よく分かるよ。」
キム「外見上は生きているように見えるものが本当に生きているのかどうかという疑惑。その逆に生命の無い事物がひょっとして生きているのではないかという疑惑。人形の不気味さはどこから来るのかと言えば、それは人形が人間の雛型であり、つまり人間自身にほかならないからだ。」
キム「人間が簡単な仕掛けと物質に還元されてしまうのではないかという恐怖。つまり人間という現象が本来虚無に属しているのではないかという恐怖。生命を解き明かそうとした科学もこの恐怖の醸成に一役買うことになった。自然が計算可能だという信念は人間もまた単純な機械部品に還元されるという結論を導き出す。」
バトー「人体は自らゼンマイを巻く機械であり、永久運動の生きた見本である。」
キム「18世紀の人間機械論は電脳化と義体化の技術によって再び蘇った。コンピューターによって記憶の外部化を可能にした時から、人間は生物としての上限を押し拡げるため、積極的に自らを機械化し続けた。それはダーウィン流の自然淘汰を乗り越え自らの力で進化論的闘争を勝ち抜こうとする意思の現れであり、それ自身を生み出した自然を越えようとする意思でもある。」
キム「完全なハードウェアを装備した生命という幻想こそがこの悪夢の源泉なのさ。」
バトー「神は永遠に幾何学する。」
ああああああああああああああ!!!!!!
かっこいいいいいいいいいいい!!!!!!
いや本当に刺さる。刺さりまくり。心に深々と。言葉が心臓に流れ込んでくる感じがする。そして血液を逆流させて身体中にこの哲学を送り届けると全身の細胞が歓喜して踊り始める!!
yaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa
そして義体化は現実のものになりつつある。例えばこんな記事がある。
https://jp.sputniknews.com/science/201902125910513/
現実化する士郎正宗の世界。
AIやブロックチェーンやIoTや5GやVRなどの技術的基盤が揃いつつあるこの頃。本当にすごい時代に生きているなと感じます。楽しみです。未来が。
まあ「孤人」が「複合体としての個」になっていく怖さも当然ありますが、でもやっぱり楽しみなんですよねー。すごい時代がもうすでに始まっているんだ!っていう喜び。
なんかこう、明日を恐れたりしなくていいんじゃないか?っていう気分になるんですよね。ああ明日も仕事だな…明日にならなければいいのにな…みたいな恐れを吹き飛ばせるような。
サイバーパンク的未来は確実に近づいている!!だからいつかきっと憧れた世界を見れるはずだ!!絶望しなくたっていいんだ!!そんな希望を見いだせる。
俄然生きる気力が湧いてくる)^o^(
安西先生......!!
サイボーグになりたいです.........
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